思いついたことをつらつらと書く。
つれづれなるままに、日暮らし、硯にむかひて、心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ・・・なんて、徒然草の書き出しだけれども、そんな気分になる。
脳には常に浮かんで消えてを繰り返すものがあって、まあそれを一気に書いている。昔は硯にむかって~だったろうが、今やパソコンに向かい、心にうつりゆくよしなしごとを書き連ねるのである。なんだか隠居老人っぽい。
裏技なんかない、シンプルに物事を捉える
さて、仕事の話である。BtoB企業のWEB集客支援をしているのだが、いつも特に裏技をやることはない。複雑に物事を捉え、お客様の深層心理では~みたいなことをやることもない。ビッグデータ解析から導き出した答えはこれだとか、AIに分析された結果は…なんてこともない。ただ究極シンプルなことしか考えない。
買いたいだろうお客さんにサービスを見てもらえるかどうか、しか考えない。
そもそもBtoBサービスなんて、担当者が会社の「喫緊の課題」だと感じてもらえるものしか売れない。課題を解決して利益を生み出すものかどうかである。
だから、そのサービスを使って利益を生み出すか、コストをカットできるかがメインの議題になる。
導入して利益が生まれない商品を入れることはない。単純明快である。
その視点からもういちどWEBサイトを見てもらいたい。
お客さんの利益になることが分かるかどうか。
利益を生み出す?コストをカットできる?
コストのカットは、今までやっていた作業の時間短縮でもいいし、もっと言ってしまえば現場の不満解消も、リスク解消という利益を生む。
そのあたりを単純明快なキャッチコピーで、かつイメージで提供できているのかどうかを見よう。
同時に競合がどのような視点で売っているのかも研究する。
お客さんはそんなに待ってくれない。一瞬の勝負!
お客さん目線でなく、自社の目線で作っちゃっているサイトは多い。わが社のサービスは素晴らしいですよ! ではなくて、どのように導入した企業に利益を生み出せるかを見せるべきなのだ。
結果として、そのようなサイトは直帰率(Googleアナリティクス)に現れたりする。リード獲得(問い合わせ)にも大きく左右する事柄である。
選んでもらえる理由ってなんだろうか
そこら辺を見なおしたら続いて、貴方の会社がこのサービスを提供する理由をお客さんに分かりやすく伝える。基本的に似たようなサービスを提供している会社はごまんとあるはずだ。その中から選んでもらえる理由を作る。
それが差別化になる。
他社商品で差別化ポイントが作りにくいという話も聞くが、提供している会社が違うのだから、サービス導入後の結果も変わるはずだ。いや、変わらないならあなたの会社がそのサービスを提供している意味がないではないか。
・・・と、厳しいことを言うようだがお客さんに思われたらおしまい。
お客さんがサービスを選んでくれる理由を、ちゃんと作り、作り、作り上げて欲しい。信頼を構築するためにも。
スーパーの野菜コーナーでも、「生産者が見える野菜のほうが売れる」なんてこともある。割高なことが多いが、それでも買ってもらえる。
生産者の顔を表示することで、信頼構築ができているから~という点もあるが、結局はスーパーの野菜に(配達、販売経路、生産過程、味など諸々)不信感があって、それを解決する商品だから売れるのだ。BtoBだけでなくCだとしても同じことである。いやむしろ衝動買いが多いC向けのほうが重要かもしれない。
不信感をぬぐい、かつ信頼感もある素晴らしい手法、生産者の顔表示。
あれを考えだした人は凄い。ただ、ブラックボックスに手を入れてしまった感もあるので、多用は禁物な気もするが・・・
あとは集客方法考えましょう
利益を生む⇒信頼感もある、となればあとは売るだけである。となって、ここでようやくWEB集客を考えだし始める。
ン~長い!
そもそも私はリスティング広告運用がメインなので、ここから入ってほしいと依頼があったのにもかかわらず、最初のスタートラインの話からすることが多々なのである。これは広告運用者じゃないな、と最近気づいたのだが、結果としてモロに数字に出るのだから仕方がない。
広告の仕事はもちろんするのだが、そのほかの話が重要するぎるのだ。 仕事の仕方が特殊すぎるので、まあフリーランスという道しかないわなあ、と自分自身を納得させるのだけど。サービス名とか上手いラッピング方法をご存じで有れば、ご教授いただきたい。
話が脱線した。さて、集客を考えよう!
集客も実にシンプルである。
①営業頑張るー
②広告頑張るー
③SEO頑張るー
の三つ。終わり!
世の中にはいろんなモノの売り方であふれているけれど、大枠はこれだけで、この三個を全部やればいいっていう話である。
①営業頑張るー
これについてとやかく言うまでもない。皆さんプロでしょ。
私にも営業論はあるけれど釈迦に説法な気がするので、割愛。
②広告頑張るー
オンライン・オフライン問わず、広告が一番簡単な集客ツール。
とくにGoogle広告・Yahoo!広告のリスティング広告(今回は検索型連動のほう)が最高にクールです。
買いたいだろうお客さんが「検索しそうなワード」を入力したら、そのタイミングで広告が出せるんですよ? なんてセクシー&クール!!
よって、今後どんなに技術進化しようが、この基本的な広告は廃れることもないと思っている。(少なくとも私が生きている間は)
リスティング広告で成果が出ないんですよ、という話もちょこちょこ聞くのだけれど、それは実際有りえない話である。
今回話をしていた、最初の方の工程を単純にすっ飛ばしているから、だけなことが多い。サイトを作りこんでもダメだったんですよという人もいるけれど、サイトじゃなくて、サービスを作りこんでください(マジで)。
カッコいいサイトじゃなくてもサービスの見せ方がよければ売れます。
ただし、
・社会的にニーズがそもそも無い(導入費用が高すぎるのも含む)
・検索されない商材
・ニーズはあるけど競合強すぎてコストに見合わない
なんてこともあるので注意は必要だけど・・・
それについてはサービス開発時点で調査すべき話じゃないかとか思ったりもする。ローンチ前に気づいてよ!
(というか広告代理店側も言ったほうが良いよなあ、そのビジネスじゃ難しいですと!
とはいえ、私もそういうセリフが言えるようになったのはフリーランスになってからだけど…)
③SEO頑張るー
あとはSEO頑張る、つまりキーワード対策をすることである。
Googleが正常に評価してくれるように、サイト内部を調整するだけ。
ランディングページの集計データをご覧になったことはあるだろうか。
一枚ペラのLPではなく、流入元という意味でのランディングページである。(紛らわしいよね、これ・・・)
最初に流入したページは、Googleアナリティクスでみることが出来る。
コンテンツがたくさんあるのに、トップページでしかほぼ流入が無いとしたら赤信号。早急に対策をしましょう。
SEO対策してて一番面白いのはここにある。コンテンツ修正するのだが、ほんのちょっとだけの変更で、流入0だったページが、一気に人気コンテンツになったりする。
コンテンツ記事が全くないサイトについては、生みの苦しみではあるが、記事を書いていくしかない。頑張れ、未来のリード獲得のために!
とはいえ、何でも記事を書けばいいってものじゃない。
よくある毎日1記事を続け、100記事にしましょう~みたいなのは、BtoBにおいては如何なものかと思う。そもそもネタが足りない。
困り切った挙句、社長が食べたラーメンの記事なんて書き出したら終わりである。いや、むしろその記事、サイト全体の評価を下げている恐れがありますよ・・・
必要なものを必要なだけ、やりすぎは禁物。
キーワード選定はある程度見極めてからやるべきこと。絶対に上がるはずのないキーワードというものも世の中には存在するので、本当に見極めてからやること。
SEO対策はキーワードによって、難易度が本当に本当に違うので! SEO対策のためのキーワードツールでは有効だが、難易度までは見極められないので最終的には人力で頑張りましょう。
目標は10記事書いたら、7記事以上で評価されること。
下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる戦法はBtoBにおいて禁止としたい。
あと、大事な話だけれど、SEO対策するときは、ちゃんと順位チェックツール有料版使ってくださいね。基本できるだけ無料ツールでやるべきと考えているけれど、これだけは投資してください。私も年間1.5万円払って海外ツール使ってます。
英語が苦手ならGRCだろう。一番日本でメジャーなSEO順位チェックツール。私もこちらの有料版も契約している。
シンプルに考えたほうが結局行動できる
目覚ましが鳴ってしまったので、今日はこのあたりで終了!早く目を覚ましすぎたのでパソコンを開いてちゃちゃちゃっと書いてみたのだが、役に立つのだろうか、これ。
まとめであるが、基本的に物事は究極シンプルに考えるべきだと私は思う。テクニックなんかは後でいい。まずはシンプルに、そして作業に移ろう。ある程度天井が見えてきたところで、ようやくン百万もするようなプロの先生方にご登板を願えばいいのだ。
私がやっている作業は基礎工事なので、シンプルに物事を考え、シンプルに戦略を作り、行動する。軌道にのってきたら高いツールや高い専門家、高い広告を打ってブーストをかければいい。
だが、世の中には基礎工事すら終わっていないのにブーストをかけて・・・(自粛)
投稿者プロフィール
-
BtoBに特化したWEBマーケター。Twitterで生まれた時々毒舌、時々クソリプを繰り出すツイ廃。 小売り主任⇒WEB広告代理店リーダー⇒事業会社のWEBマーケティング責任者⇒独立。
リスティング広告がメインだったが、最近はコンテンツSEOが楽しくて仕方ないらしい。BtoBビジネスの企業にお邪魔しては、問い合わせ数を大幅に上昇させている・・・という噂がある。
最新の投稿
- WEBマーケティング2019.12.17Twitterの好きは伝染する
- WEBマーケティング2019.12.14BtoBのWEB集客をするときに考えるべきこと
- 日常2019.12.13手ぶらのススメ
- WEBマーケティング2019.12.12なぜ貴方はWEBサイトを作るのか?